大学入試の勉強法において高得点をとれるか否かは国語にかかっています。
現代文を攻略するためのポイントは、文章の照合です。
問題文が意図する文章をしっかり把握することに焦点を絞って勉強を進めていきます。
記述式の問題に挑戦したい場合に役に立つ参考書は得点奪取現代文です。
英語と同様、制限時間を設けて対策を行うことで、だんだんと力がついていきます。
大学入試において、国語をマスターしておくと後の科目の勉強が非常に楽になります。
国語は時間との戦いだと思います。
四つの大問を80分で解くには、集中力の持続が必要です。
基本的に国語を受ける受験生は、「現代文二問、古文一問、漢文一問」といった形で受ける人が多いです。
一般的に解く順については、漢文、古文、現代文の順に解くなどするといいといわれています。
古文と漢文に関しては何冊かの参考書をマスターすると、確実に高得点が望めるようになります。
ある程度文法の基礎が固まったと思えたら次に単語を覚えるのがいいと思います。
文脈の中で古文の意味を覚える勉強法には速読古文単語も役に立ちます。
また読解の中でも、敬語などは覚えておかないと主語が誰だかわからなくなります。
そして古文単語帳は必須です。学校の授業で習わないような古今異義語の意味が直接問われてくるからです。
1.設問をみて、どういうところを聞いているかをチェックする
2.文章を強弱をつけて読み、各段落の大意をつかむ
3.傍線部に関する設問を読み、該当部分を注意深く読む。
4.設問を解く
現代文において、文章を読む前に、設問を見るか見ないかは議論の分かれるところだと思います。 確かに設問の選択肢の文章を全部読んでいると、時間もかかりますし、第一、選択肢のうちの1つしか正解がないのに見るのは、誤った情報が頭に刷り込まれ る可能性があり、良いとは言えないと思います。 しかし私の述べる「設問をみる」とは、設問について、どういうことを答えるとよいのか、ということをざっとみることで文章を読む要点がなんとなくわか り、文章を読みながら設問を答える心構えもできたりします。 また、文章中の重要なキーワードは設問の選択肢中に頻繁にでてくることが多いということもあります。
「強弱をつける」とは、大事な部分、つまり筆者の「いいたいこと」が書いてある部分はじっくり読み、そうでない部分、つまり、例え話の 部分などは流して読む、といった読み方です。 では、どこが文章の大事な部分か、ということです。 実はそれを見抜くカギが各段落ごとの大意をつかむことで見えてきます。 それでは各段落の大意はどうやったらわかるか、という問題ですが、大体の文章では、段落の最初の文と最後の文に書いていることが多いです。 また、重要な部分は設問の対象として、傍線が引かれていることが多くなります。 それから、「つまり」や「このように」などの言葉の後に段落をまとめた文章、すなわち「いいたいこと」が書いてあることが多いです。
このようにして一通り文章を読んだら、筆者の「いいたいこと」がつかめたと思います。 次に、どう現代文の問題を解くかです。 まず、傍線部分がどのような設問になっているかみます。 「〜とはどういうことか」「なぜ〜といえるか」など、設問の形をみて、この設問の答えとなっている部分を探します。 その部分を注意深く読んで、文の論理展開を正確に理解します。
設問が「もっとも適当なものを選べ」といった択一系であれば、本文の論理展開に沿った選択肢を選びます。 例えば本文で「Aだから Bなのだ」と書いてあれば、「BだからAだ」という選択肢は間違っていることになります。 この論理展開の逆転の引っ掛けはよくでてきます。 あと、細かい表現などに騙されてはいけません。記述式問題であればなおさら設問の指示通りに答える必要があります。
詳しい解説の付いた過去問や実践問題集を使ってひたすら実践を積む。 まず間違えた問題について、解説を読みます。そして、なぜ自分は間違えたのか、 どのような考えが必要か、どのような点を見落としていたのか、どのような考え違い、 読み違いをしていたのか、ということを納得するまで徹底的に検証します。 また、合っていた問題についても、一応自分の考え通りに解説されているかチェックするとなお良いと思います。
「言葉を学ぶ」という点では、古文の勉強法は英語の勉強法に近いです。特に☆ 単語力 ☆文法力 ☆読解力をつけていく訓練が必要で す。
古文の単語も基本的には英単語を習得する方法でやった方がいいと思います。 つまり、例文のなかで覚え、声に出したり、耳で聞いて覚えるのがよいと考えます。 それは、単語の語源や漢字をどう充てるか、といった覚える手助けになるものが多いもの、 そして、語呂合わせによるインパクトで覚えることができるもの(できればCD付きで)が良いと考えます。 このような条件で考えると、『古文単語ゴロ565』など使うといいです。
大きなウエイトを占めるのは、やはり助動詞です。 その理由の1つとして、多くの助動詞が現代と異なる表現方法だということが挙げられます。 逆に助動詞をマスターすれば、古典文法は相当強くなります。 その助動詞をマスターするにあたって重要なのは、意味と活用形の接続です。 それと、敬語です。 尊敬語、謙譲語、丁寧語の区別がつき、誰が誰に対して敬意を表しているかがつかめれば、 古文読解が理解しやすいです。
古文の読解力をつけるには、やはり数多くの古文を読むしかありません。 一つ一つ品詞分解して、単語の意味と敬語の方向、助動詞の意味・・・などいちいち考えていては、 どうしてもスピードに限界がでてきます。数多く読んでいくうちに、品詞分解することなく理解できるようになりますし、 読んだ時に、まるで現代文を読むようにイメージがでてきて意味が理解できるようになると思います。